令和元年度東京都教育委員会事業貢献企業等に対する表彰式について

2020年02月04日(火)

令和2年2月3日(月) 都庁第一本庁舎五階  大会議場で東京都教育委員会より

医療法人社団国立あおやぎ会が感謝状を頂きました。特別支援学校における就労促進

生徒受け入れの実績が評価されたためです。

感謝状贈呈(東京都教育委員会教育長 藤田 裕司 様)

中川常務登壇

 

 

挨拶(東京都教育委員会教育長 藤田 裕司 様)

受賞企業等代表御挨拶

特別支援学校の就労促進(医療法人社団国立あおやぎ会 常務理事 中川 進)

ただいま紹介いただきました、医療法人社団国立あおやぎ会、常務理事の中川進と申します。

私の法人での位置付けは、創業者となっています。24年前になりますが、秋田から東京の高齢者を

支援する為、老人保健施設の開設を八王子市に計画しましたが、理解が得られず、八王子以外の多摩地区、

市町村にも相談しましたが、同じく理解を得られずにいたところ、最後に飛び込んだ所が国立市でした。

国立市にも断られたら、東京での老人保健施設の開設を断念して秋田に戻ろうと考えていました。

お陰様で、平成9年2月に東京都知事より医療法人設立の認可を受け、平成10年10月に、

老人保健施設国立あおやぎ苑を、国立市に開設することができました。

当法人は現在国立市を中心に14事業所あり、国立あおやぎ苑は入所定員266床、通所定員120名、

計386名は、全国で約4千ヵ所ある老人保健施設の中では2番目、東京都内では1番の利用者定員の

多い施設となっています。

法人の基本理念の一つに「地域貢献」があります。国立市は障害者に、やさしい町づくりを宣言

していて、障害者基本法が平成23年に一部改正されたことを機に、当法人としても法律の主旨をふまえ、

法定雇用の問題や「共生社会の実現」に対して企業の社会的使命を考え、障害者の就業促進について、

積極的に進めて来ました。

障害者雇用のきっかけは、インターンシップにより、東京都立青峰学園の第1期卒業生を平成24年に、

事務職員として1名を正職員として採用出来たことです。この職員は、今年勤続8年目となり、

今では一人暮らしをし、主任心得の管理職員として、頑張っています。

平成24年以降も毎年1~2名の採用が続いています。現在、法定雇用率2.2%で、基準を守って

います。障害を持った職員は現在12名で、その内特別支援学校卒業生は、6名となっています。

今年の4月に1名の、採用が内定しています。

障害者の雇用で、必ず大切なのは、経営が安定し、かつ経営の永続性が保たれ、スタッフの障害を持った

職員への理解が重要と思っています。お陰様で経営はようやく安定し、職員の定着も高く、老人保健施設

としては、最上位のランクの「超強化型老健」となっています。

令和元年12月には、東京都より「TOKYO働きやすい福祉の職場宣言事業所公表通知書」の交付を

受けました。これも本当に名誉なことです。これからもより一層職員を大切に、また地域に信頼される企

業にならなければなりません。責任の重大さに身が引き締まる思いです。

今回の受賞を機に、障害を持った人も、安心して普通に仕事ができる職場環境にしていくよう、

私が先頭になって努力していく事を、お誓い申し上げ挨拶とさせていただきます。

本日は誠にありがとうございました。

 

受賞者と藤田教育長が記念撮影

 

 

都立青峰学園の先生も一緒に撮影